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私に六番目の小夜子が来なかった件。 [message by emixmamy]

さて、前記事で家族の話が出たところで・・・。





さて。

表題の通りです。





やれやれ。




去年から今年にかけて、



私がブログに書かなかったのは、

6人目の妊娠と誕生です。



ブログに書かないどころか、

親戚や知り合いにも、
遠い人にはほとんど言わないまま出産しました。

近くても知らない人もいるけどね。
「いつの間にか増えてる!?」って。





やれやれ、ですよね。






そして、

「サリー」が来なかったときと同じように、


五番目のサリー

五番目のサリー

  • 作者: ダニエル・キイス
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 1991/05
  • メディア: 単行本





「小夜子」も来ませんでした。


六番目の小夜子 (新潮文庫)

六番目の小夜子 (新潮文庫)

  • 作者: 恩田 陸
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2001/01/30
  • メディア: 文庫




どうしてなんだろうなぁ~・・・





まぁ、それが私に与えられた運命なんだと、
もう、受け入れる・・・あきらめる・・・しかなくて。





「強く思えば願いは叶う」なんて耳にして、
じゃぁ絶対叶うって思ったけど、

結局願いの強さが足りなかったのか・・・なんて、
期待していた分いっそう悲しくなったり、





イギリス王室に、
シャーロット王女が生まれたころ、

「あ、次こそは私も女の子かもしれない!!」って、
ピンと来たような気がしていたけど、




にわかにそれを打ち消したのは、
気まずそうにエコーした先生の口数の少なさと、

「次回のお楽しみにしようね」って、
まるで中絶できない22週に入るのを待つような言いぶりで。

(男の子だったら堕ろすかもしれないって思われた??)




私が何よりも心の支えにしていたのは、

「男女は半々、10人産んだら5人:5人」って、
三姉妹のママさんが言った言葉。


でもそれも、砕け散った。





あたしはたぶん10人産んでも10人男の子なんだろうな。



こんな感じにあきらめるのも寂しいよ。




私自身が、
すごく女の子欲しくて頑張ったわけじゃなくて、

主人とか、家族のために女の子が欲しかった。





「次こそきっと生まれるよ」って、
たくさんの人の勝手な予言に乗せられたけど、
全部、騙された。




とにかく、
生んであげられなくて、
申し訳なかった。



でも、頑張ったのは、損じゃない。



それから、
頑張って生んだのは事実だけど、

女の子のために頑張ったとか思われるのは心外。
それと、不粋だと思う。

下品。






男の子しか生まれないのは、
なんの因果なのかなぁ。


なんか因果ってあるのかな。





前世に後継ぎ産めなくて、
不遇な人生をした人なのかも。




そういうことを考えると、
まだつらくなる。





でもね、
ずっと少し、つらかったけど、



それでもやっぱり可愛いんだ。





性別なんて、いいんだ。





私のところに、来てくれたんだもん。






うん、言い聞かせるしかないんだ。




(まだ不完全だから、あまり触れないでね)





でもだって、
現実にココに、生きているんだもん。



否定できない。
拒絶できない。




可愛いんだもん・・・。







最近、
私を一番慰めてくれたのは、弟だったの。



夏休みに遊びに来てくれた時に、
おちびたちがわらわら絡んでくるんだけど、

「いいね~、みんな男の子で、いい!」って、

何か力強く、
励ましてくれた。






私の周りには、

「うそ~! 全員男なの!?」+哀れみのまなざし。
(・・・なんなら戸籍見ます?)

「なんで女の子生まれなかったんだろうね?」
(・・・知らん。)

「普通一人くらい生まれてもいいよね?」
( ・・・普通って、何よ。)

「女の子欲しかったんだね~?」
(・・・女の子がいる人に言われると虫唾)

「まだ頑張るの? もう頑張らないの?」
(・・・余計なお世話。)


こんなセリフばかり。




カッコ内、性格悪くてごめんね。
こんなことばっかり言われてるからさ。



慣れっこだけど、
心はそのたびに凍る。




こんなことを言われるたびに、
三日三晩落ち込んで眠れないから。



病むのもやむなし。
私の闇がどれほどのものか分かるでしょう?





弟は、こういう外野からキツイ発言受けてるの知らないから、
真意は分からないけど、

近頃では一番心の薬になったよ。




ありがとう、弟よ。


キミがこんなに頼りになるとは思わなかった。
あの日は会えてよかった(^^)





同じように最近、
「みんな男の子でいいじゃない」って、
言った人がいたんだけど、


その人には男女の子どもが居て・・・、



なんとなく・・・、




解せなかった。





正直、響かないよね。



本心とは思えないし、
気休めの慰めでしょ?

同情なんかいらねぇよ。



「え~? そうですかぁ~?」って、
笑ってはみたものの。



素直に聞けなかった。




続かないので、会話終了です。




あのとき、全然笑えてなかった、私。

「どこがいいっていうの?
 最低でも10以上は理由を言ってみて?」っと、

できることなら本気で問い詰めたかった・・・。



「ムスメの前で、言ってみなさいよ。」なんて、
言えるわけないよ。





あぁあ、性格悪すぎだね、私。



ますますみじめなの分かってるよ。




でもほんとにそうなんだもん。

その日だって帰ってからずっと泣いてた。
思い出せばまだまだ凹めるよ。






男の子のメリット、教えて?




男の子兄弟の、いいとこ、教えて?






私が納得できるように、
心に響くように、

教えてほしいよ(><)





自分でもそれをきっといつか、
実感として発見できるように祈りながら、

ず~っと孤独な育児に没頭しているけど、
やっぱりそんなに簡単なことじゃない。




「男の子5人でよかったと思える日がきっと来ます」って、
五男が生まれたとき、色紙にメッセージを書いてくれた助産師さん。

いつかをずっと探しながら生きています。



六男の入院中、
別の産院だったのにまた会ってお世話になったんだけど、

そう思える日、
まだ来てないうちに6人の母になりましたよ。



どうしてくれます!





男の子ばっかり、
6人以上育ててる人がいたら、

お友だちになりたいよ。




いま、落ち着いて心からのお付き合いができるのは、
男の子兄弟がいるママのみなの。




闇を解放したい!!



心を開きたいよ。





今のままじゃ友達も永遠にできないわ。
でも、まだまだ時間がかかりそう。





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